歌詞

百八十度に
油を熱し
小麦粉、卵にパン粉を
まぶした

じゅうじゅうと音を立てる
お肉は
ぶ厚い夜更けの
カーテンのように

あまめのパンに
マスタードを塗って
きざんだきゃべつ
たっぷりはさんだ

一口かじれば
とってもおいしい
これならあいつも
おそらくいちころ

カツサンドに
似合うものは……冒険心?
ノー、ノー、そうじゃない、
似合うものは、野心

カツサンドつつむ
アルミホイルによぎる
ぼくの影絵は
ほんのり金色

トートバッグに
カツサンド入れて
少しはやいけど
そろそろ出かけよう

ドアーをくぐれば
まぶしい春の日
カツサンド揺らし
あいつに会いに行く

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2021/04/27 23:59


歌詞

吸えもしない煙草を嚙んで
冷えた背中をシートに寄せる
「この世で最後の生き物になる」
ふとそう思った

まだらな Run away
からまる Liar’s way

ぬかるむ道で靴を脱ぎ捨て
はだしのままでバスに乗り込む
乱れた息で体の奥が熱い
いまも

まだらな Run away
ほどける Liar’s way

かみさまが目に見えないのは
こころが目に見えないから

まばゆい光に刺され
ただ生き残った舌を
じょうずに使えない
ふるえるかたちのままで

生きてゆく

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2021/04/25 23:59


歌詞

丸まったままの靴下
抜き取ったままのネクタイ

脱ぎ捨てたシャツを拾い上げ
「慣れてる」そんな顔してわらう

こんなに上手に
うそをつくから

太陽は何も見ていない
月のほうがよほどものしり

どんなに上手に
うそをついても

「なんにもつらくはないさ」と?
「なんにもこわくない」?

明けてゆく夏のベッドには
枯れかけのあじさいがひとひら

どんなに上手に
うそをついても

「なんでも話してごらん」と
「なんにもこわくない」

寄せては返す強い力に
そうしてぼくは知るのだろう

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2021/04/24 23:59


歌詞

針のような
夜明け前

錆びた乳色の
靄が嗤う

ああ

きのう描いた絵は破り捨て
明日はどんな本に唾吐こう?
卵の城の回廊に出て
カラザの王子をまた探す

空は破裂して
向こう岸の星を呼ぶ

罪は
虹色の幸福感

指を咥えて
ご覧なさい

ああ

甘く捩れ雨の舞を舞う
聞こえるでしょう? 渦の底が
卵の城の部屋のドアを開け
カラザの王子をまた探す

波は尾を曳いて
月の道を蹴り飛ばす

卵の城の奥に眠る
カラザの王子はもういない
卵の城の門をひらいて
この世界を愛したい

でも

愛はばらばらに
わたしを殺しまだ生かす

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2021/04/22 23:59


歌詞

ほんとにおもうよ
かなしいこととか
いつまであるけば
おわりがくるのか

こわれたとけいは
まひるのまんまで
ねむれぬよなかを
くまなくてらすよ

ひだまりちだまり
ゆくえもしれずに
あちこちさまよい
いつかはつくのか

からだにきずあと
こころにきずぐち
やぶれたがらすに
さけびをこらえて

かがみのなかには
うらがえしのぼく
よせてはまたすて
かきあつめたぼく

かがみのなかには
つめたいごーれむ
しんりをかかげて
そのめにみえない

かがみのなかには
つめたいごーれむ
できそこないなら
しんでもよかった

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2021/04/21 23:59